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PostgreSQL 雑記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-05-03PostgreSQL 9.0 Beta 1 リリース このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

http://www.postgresql.org/about/news.1198 より。ニュースリリースは、日本語訳って出さないんでしたっけ?


PostgreSQL バージョン 9.0 の最初のベータ版がリリースされました。バージョン 9.0 は、組み込みのリアルタイム / バイナリ方式 *1 のデータベース・レプリケーションが採用された最初のバージョンです。レプリケーション機能は「ホット・スタンバイ」と「ストリーミング・レプリケーション」から構成され、参照クエリをスケールアウトできます。レプリケーションと、その他の機能改良と併せ、このリリースでは PostgreSQL の新規ユーザや新しいタイプのアプリケーションへも適用領域が広がっていくでしょう。

このリリースはベータ版ですので、まだバグや問題を含んでいる可能性があります。ドキュメントも不足しているかもしれません。ベータ版のリリースの目的は、ユーザによりこういった問題を見つけてもらい、正式リリースまでに問題を修正することです。正式リリースを遅れもバグも無くリリースするため、The PostgreSQL Global Development Group は全てのユーザにバージョン 9.0 をダウンロードし、テストしてもらうことをお願いします。

バージョン 9.0 は、開発者やデータベース管理者にとって PostgreSQL の適用領域を広げる多くの新機能を含んでいます:

  • 新規のバイナリ方式レプリケーション
  • Windows 環境での 64-bit 版サポート *2
  • LISTEN/NOTIFY が改善され、イベント・メッセージを高速に送信
  • DO 文による無名のプロシージャ・ブロック
  • 条件付き 及び 列単位のトリガ
  • PL/Python での Python 3 のサポートと、PL/Perl の数多くの改良
  • 非スカラーデータでのユニーク制約 (排他制約) *3
  • キー・バリューデータのサポート改善 *4
  • 自動的な結合除去 (join removal)。O/Rマッパーが生成するクエリを最適化できます。

200以上に及ぶ変更点の全リストは、リリースノート で参照できます。

新機能をいち早く体験してみたいユーザの皆様は、ぜひダウンロードし、アプリケーションを PostgreSQL 9.0 へポーティングしてみてください。9.0 は多くの新機能や内部コードの刷新を含むため、後方互換性に問題がある可能性があります。例えば、PL/pgSQL の構文に関する変更が含まれています。

(その他のリンク一覧は元記事を参照)


若干、単語遣いが内部事情を知っている人向きな気がします。裏を読まないと "binary replication" の "binary" が何のつもりなのか、わからないんじゃないでしょうか? 他にも、"key-value data support" って一瞬 (最近流行の?) キーバリューストア (KVS) との関連が気になってしまいます……こっちはあえて狙っている可能性もありますが。

*1Slony-Iのようなトリガ経由でSQLを生成する方式と対比して「バイナリ方式」と表現しているようです。

*2:64bit PostgreSQL on Windows 64bit がサポートされました。これまでも 32bit PG on 64bit Win の組み合わせはサポートされていました。

*3:例えば、地理データ型に対して「重ならない」ことを保証できます。

*4contrib/hstore のことです。